全体の流れ
- モニター(血圧計、心電図、パルスオキシメータ)を装着します。
- 点滴を行います。必要に応じて酸素を投与します。
- 麻酔薬の投与を行います。
- 薬剤の効果(うとうとした状態)を確認し、処置を始めます。
- 治療終了後、ふらつきや眠気などが回復するまで院内でお待ちいただきます(約1時間)。
静脈内鎮静法
IV Sedation
IV Sedation
治療時の不安や恐怖感により緊張した状態を、静脈麻酔薬を用いてリラックスさせ、落ち着いて快適に治療を受けていただくことができます。 完全に意識はなくなる状態ではなく、「うとうとし、指示には従え、入眠しても呼びかけで目を覚ます」状態で治療を行います。
静脈内鎮静法は、気管内挿管による全身麻酔を行うスキルを有する歯科麻酔専門医が行います。治療終了後は、ふらつきや眠気などが回復するまで院内のリカバリールーム(個室)でお休みいただきます。
静脈内鎮静法は、治療にともなうストレスを軽減し、高血圧、狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、脳出血などの基礎疾患を有する患者様、あるいは心肺予備力の低下したご高齢の方などで全身的偶発症リスクを軽減する目的にも用いられます。